2008-01-01から1年間の記事一覧

失業する派遣労働者を救う新ニューディール政策

前回エントリーの後半でも取り上げたが、堀江氏が公共事業に関して書いていたことに絡めて、失業する派遣労働者を救うアイディアを書いてみたいと思う。

ホリエモンとLD事件/ベーシックインカム

ちょっと前に、ホリエモンこと堀江氏がブログにベーシックインカムの話を書いていた。山崎元氏のブログが面白いと紹介しつつ自論を展開しているのだが、ちょっと微妙な感じがした。この話とは直接関連はないのだけど、最近人気が出てきた堀江氏のブログやそ…

ベスト3起業エントリー2008年

manameさんのところの企画にのって、このブログの「ベスト・エントリー2008」読者が少なかった初期の頃のエントリーが中心になったこともあって、ブクマ数は少なめ。自薦エントリーということで、起業関連限定になっている。

ソニーは逃げずに戦え/新ビジネス案No.06

新事業のアイディアとして新奇性はないと思うけど、最近報道されたソニーの1万6千人のリストラに異議をとなえるために、久々の新ビジネス案。

企業に派遣労働者を救済させるべき理由/人事雇用【8】

id:fromdusktildawn氏が、「努力しない人を国家が救済すべき14の理由」というタイトルで「努力しない人」を救済すべき理由を、超合理的な観点から述べている。

経済系はてなブックマーカー5選

はてなブックマークのプロモーションに乗って、経済系はてなブックマーカー5選。まず最初に呪文を唱える。

FRBのケチャップ買いの件

ケチャップと言えば、どうしてもid:Baatarism氏のブログデザインを連想してしまう。それはさておき、池田信夫氏の下記のエントリーから、FRBのケチャップ買いの件について。

天下三分の家計/日本経済の大きな弱点の解消法

タイトルは「おやじギャグ調」だけど、これは、これから結婚する起業家や、起業志望家にとっては、起業の成否を決めかねない死活問題についての、ライフハック的な解決策の話。起業をしない人にとっても、これから結婚する人には使える話だし、これは日本経…

OBIIの「はてなブックマークPR大作戦」ワークショップに空席多数

今回のエントリーは、ビジネスアイディアそのものではなくて、はてな社長の近藤氏(id:jkondo)を招待して、ビジネスアイディアを考えるようなイベントのご紹介。大手町ビジネスイノベーションインスティテュート(OBII)という組織が、明後日11月29日(土曜日)…

毎日社説のありえないシティ救済批判(追記あり)

脊髄反射的エントリー。毎日新聞の米シティグループ救済に関する社説が、 状況認識という面でも、論理的文章という意味でも、かなりレベルが低くて失望した。

モンティ・ホール問題とかベイズ推定とか

藤沢数希氏の金融日記にあった、「トレーダーの適性テスト #1」。こちらの回答が公開され、コメント欄が荒れ気味なので、何かコメントを書こうと思ったのだけど、長くなりそうなのでトラックバックを送りつつエントリーを書いてみることにした。以前にその数…

米国経済と流動性トラップ

クルーグマンがケインズ的な大規模な財政出動を提案し、バーナンキのFRBは1ヶ月5000億ドルベースでドルの供給を続け、FRBの総資産は約2.25兆ドルに達している。クルーグマンのブログに「Macro policy in a liquidity trap (wonkish)」というタイトル*1…

目先の利益と信用/ヨドバシで買った防水Xacti

先日、ヨドバシカメラで三洋のXacti (ザクティ)の防水モデルを買った。Xactiについてはご存知の方も多いと思うけど、ちょっと大きめのデジカメっぽい機械*1で、録画メディアはSDカード(SDHC)専用というビデオカメラ。こんな楽しそうなオモチャがこれを書いて…

恐るべきバーナンキ砲/FRB資産2兆ドル越え

前回エントリーで、日銀のバランスシートに言及したので、FRBのバランスシートも見てみたら、驚き。いつの間にかFRBの総資産が従来の倍以上の2兆ドルに膨らんでいる。これって、怪しいコピペ都市伝説になっている日銀砲*1なんかよりも数倍強力なバー…

分裂勘違い君の「お金を刷りまくり政策」の日銀がおかしい点

fromdusktildawn氏に恨みがあるわけでは全くないのだけど、人気者なので、つい細かなところにもツッコミを入れたくなってしまう。(会計問題なので、AntiSeptic氏のエントリーに先を越されたかなと思ったけど、違うポイントだった。)

米国の格差社会を象徴するウォルマート

最近、ここの話題(私の興味)の中心が起業よりも、経済問題にシフトしてしまった。いずれ起業ネタに回帰する予定なので、今しばらくご容赦を。そんな中、米国経済危機への理解を深めたいという思いから、クルーグマンの「格差はつくられた」を読んだ。第一…

【転載】資本政策分析:株式会社はてな その2 株主資本

前回記事に続いて、id:boltmanさんの「元ファンドマネージャーのシリコンバレー日記」より、人気記事の退避転載です。こちらの記事では日付と資本金・発行済み株数・ストックオプションの変化から、誰かどれだけ出資して、何株持っているかを類推していて、…

【転載】資本政策分析:株式会社はてな

短期間で人気を博した「元ファンドマネージャーのシリコンバレー日記」を運営されていたid:boltmanさんが、「会社の守秘義務関連の契約でブログがNG」のため、同日記を閉じられるとのことです。boltmanさんのご好意により、下記の人気記事を退避する形で転載…

米国金融危機から実態経済の危機へ(中編)

私は経済や金融のプロではないので大きく外しているかもしれないけど、今回の米国発経済危機について、大まかに自分の考えを整理できたので、考えたところを書いてみたいと思う。個人的には、こういった経済事情を考えずに外貨のポジションを作ったり、株で…

橋下知事より朝日が痛いと思う

私は、あまりテレビは見ないのだが、例の橋下知事が光市母子殺害事件の弁護団への名誉毀損で一審敗訴になった発言をした「たかじんのそこまで言って委員会」は偶然ながら視聴していた。番組中の発言詳細は探したら「テキスト起こし」が見つかったので、末尾…

その数学が戦略を決める

山形浩生氏の翻訳つながりで、久々に起業に絡んだ話題も交えつつ、もう1冊。本書は、統計学がいかに実社会で活躍しているかを熱く語った一冊。気軽に読める話題ばかりだが、参考文献も多数掲載されていて、学術的な裏づけはしっかりしてそうだ。その数学が…

クルーグマン教授の経済入門

クルーグマン先生がノーベル経済学賞*1を受賞された。これを受けて、飯田泰之氏が大喜びしたり、池田信夫氏が過去の恨みからか「経済学者の卑しい部分を代表する人物」と揶揄してみたり、続くエントリーでフォローを入れつつ現代マクロ経済学の教科書の書評…

米国金融危機から実態経済の危機へ(前編)

最近、興味深い経済関連のニュースや記事が多すぎで、それらを読むだけでも大変だ。その中で個人的に一番インパクトがあったのが、下記の米AIGへのFRBの追加融資の件。既に850億ドルの融資を設定しているところへ、さらに有価証券を担保に最大37…

民主党のアホな外貨準備論の件

下記の記事を読んで、民主党の大塚耕平氏は3重にアホじゃないかと思った。 また同日記者会見した大塚議員は、外為特会が抱える100兆円規模の外貨準備の国内総生産(GDP)比を現在の約20%から「少なくとも半減ぐらいを目指すべき」と主張した。同G…

正規雇用を増やすイノベーション、正規雇用を減らすイノベーション

海外ニュースでは聞くが、国内ではあまり聞かない言説として「機械化が雇用を減らす」というのがあると思う。実際、起業に軸足を置きつつ、経済についていろいろ考えていると、他にもいろいろと思い浮かぶ。

フィードリーダーのトップはどっち?/プレゼント:フルーツグラノーラ

今回は2回目の読者プレゼント。それだけのエントリーだと寂しいので何かネタがないかと思って、このブログのことを調べてみた。そしてフィードリーダーの登録数(被購読数)を調べてみたところ、意外なことに気づいた。

社会保険料とFlypaper theroy

分裂勘違い君のエントリーに空気読まずに暴走したり、具体的に書いたらいぢめられたりした関係もあって、こだわりの「Flypaper theroy」についての続編。*1こんどは社会保険料負担の話しで、経済学的にも典型的な例になっていると思う。 *1:ちょっと粘着気味…

日本で多数の電気店が経営破たんするという「すでに起こった未来」

極東ブログさんの北京オリンピックが終わったので、プラズマテレビを買ったという、ちょっとマッタリとしたエントリーを読んで思い出した。ドラッカーの言う「すでに起こった未来」*1の1つとして、かなり高い確率で発生するだろうと考えたこと。それは、日…

1兆円規模で稼ぐ大企業のリスト

ここ最近、ニュース記事とか経済系のブログを読むと、米国経済危機についていろいろ書かれていることが多くて、どれも興味深い。例えばぐっちー氏が早速書いている米国政府の金融安定化対策についても気になるし、池田信夫氏の最新エントリーにある「サブプ…

消費税でのハエ取り紙理論(Flypaper theroy)の実例

前々回のエントリーでは暴走して、一方でid:fromdusktildawn氏からのコメントも頂いた。なんか騙しが過ぎると思いつつも分裂勘違い君の元エントリーについて、趣旨を無視して解釈したのはこっちなので、お詫びの意味をこめて、少し理解を深めるような話しを…