橋下徹

今週末は大阪府知事選挙だ。話題の候補、タレント弁護士の橋下徹が出馬しているので、ほんの少しでも応援したい。

応援する理由は単純で、若くて賢くてバイタリティーがあるから。今の日本の閉塞感、関西の閉塞感を打破するには、今までのやり方の延長のような政治をやる人間ではだめだ。特に、選挙に勝つことがゴールのような候補者には知事になって欲しくない。

橋下候補がなぜ立候補したのか、その本音は良く解らないが、どこぞの元総理と違って上手くいかないからといって途中で逃げ出したりはしないだろうし、議会や他の自治体との軋轢があっても、成長して乗り越えて行ってくれると感じさせる。そして、何よりも重要と感じることは、7人もの幼い子供を持つ父親であること。今の日本の最大の問題、少子化問題、非正規雇用の若者に代表される世代間格差の問題。これらの問題を一番真剣に解決してくれると感じるから、応援したい。

バブル崩壊(1991年)から、失われた17年が過ぎようとしている。ITバブルもあり、長い好景気が続いたという評価もあるが、ジャブジャブと税金を使って景気対策をして、結局、大した仕事もしていないオールド企業の高給取りの中高年の財布を潤した面が強い。リストラされた中高年も多かったかもしれないが、悠々と年金生活に入っている世帯も増えてきているし、世代として平均すれば、団塊以上の世代は圧倒的に恵まれている。

一方で、最大の被害者は団塊より下の世代で、特に現在20代から30代前半の層だ。企業の非正規雇用促進に伴って正社員就職が困難であっただけでなく、進む少子化から将来年金支給も少なくなるし、何よりも、ジャブジャブ景気対策の借金を一生背負って、重くなる税負担・年金・健保の支払いに耐えなければいけない。

うちは子供がいない夫婦二人だけの世帯だが、橋下のマニフェスト、子育て世帯支援には圧倒的賛成だ。

出馬を20000%否定していたとか、暴言が多いとか、それはタレントという立場でのこと。小さなアラがあっても、もっと大きなメリットがあれば、それでいいじゃないかと思う。

少しづつでもいい。より良い世の中にしていくために、自分にもできることを考えたい。それを起業での社会貢献として実現したいというのが、夢物語かもしれないが、私の目標だ。