新ビジネス案No.01 mixiを超えるリアルSNS
このブログでは、私自身の起業ネタとしては合わないものの、他では使えそうな新ビジネスのアイディアを、順次、紹介していこうと考えている。
第1弾は、ただいま「規約変更」で、以下のようなホッテントリー連発、話題沸騰のmixiに対抗するような、新型SNSのアイディアだ。
- http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20080303:Title
- http://d.hatena.ne.jp/tek_koc/20080304/1204583674:Title
- http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20368643,00.htm:Title
- http://d.hatena.ne.jp/MayBowJing/20080304/1204564227:Title
- http://d.hatena.ne.jp/mohri/20080304/1204601186:Title
- http://d.hatena.ne.jp/textfile/20080304/mixi:Title
- http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51012865.html:Title
ちなみに私も、最後の小飼 弾氏と完全に同意見。
下記エントリーでid:TKSK氏が書いているように、mixiが機能追加として日記を再加工して公開するよう仕組みを実装するとして、それってSNSのメリットを消す方向に行くだけとなる可能性の方が高いと思う。
http://d.hatena.ne.jp/TKSK/20080304/1204591325:Title
そこで新型SNSでは、mixiでいう「マイミクになる」ということの{敷居|閾|スレッショルド}を上げる方向に走って、以下のような、友達としての実績を示すコンテンツを掲載しないと完全には繋がれない、よりリアル世界と密着したSNSを作る。
- 二人が一緒に写っている写真を掲載
- 二人がビデオチャットで5分以上会話している映像を掲載
- 二人が100発言以上づつの応酬をしたチャット記録を掲載(二人それぞれの顔写真の掲載も必要)
(「2.と3.」は過去にリアルに会っている経験を必須にした方がいいかも)
これは「1.」だけでも十分楽しそうなので、サービスとしては、開発が簡単でサーバ負荷も軽そうな「1.」だけからスタートするのがいいだろう。収益ポイントは、写真に関連するプリントサービスの提供。また、実際に写真を撮るために会うことになった際の「オフ会の会場」となることを想定した「飲食店」を中心とした広告を狙うと面白い。*1
仮にmixiに追加実装するとした場合、「マイミク」までは弱い友人として、上記の「1.〜3.」を掲載すれば「マイ超ミク」になれるとして、以下説明を続けよう。
(ネーミングセンスないというツッコミはご勘弁。ここでは分かりやすさ重視)
日記や写真は、「マイ超ミクのマイ超ミク」までの公開がデフォルトで、公開日記へのコメントとかも、デフォルトを「マイ超ミクが3つ以上の人に限る」とかすると「困った人」からのコメントも減ってくるだろう。
あと、1年3ヶ月間「マイ超ミク」関係を成立させている「1.〜3.」のコンテンツが更新されないと「親密じゃないマイ超ミク」という関係に各下げ*2されたり、「2人が関係するコンテンツ」は複数掲載をOKにしてコンテンツ数が多い「マイ超ミク」同士ほど仲が良いという順位付けをするとか、コンテンツを増やす方向へ誘導する仕掛けを作っていくと、面白いだろう。*3
あと、家族会員とかも作ると、親バカさんが尋常じゃない数の親子関係の写真を掲載したり、子供たち同士が写っている写真とかを使って、いろいろと面白い状態が作れると思う。そうなれば、お孫さんの写真を見たいグランマ・グランパもやってくるだろうし、お孫さんとビデオチャットするような機会も出てくるだろう。
この仕組みが面白いなと思ったのが、以下のような点。
- 関係性を示す写真や映像をアップするので、複数の「マイ超ミク」を持っている人の偽装確率は低くなる。
- 同様に「信頼できる友人(=マイ超ミク)のマイ超ミク」は、「信頼できる友人のマイミク」より格段に信頼できる
- 弱いながらも、どうして「マイ超ミク」同士なのかを示す資料が必ずあるので、「友達の友達は皆友達」が広がりやすいし、本名が表示されていなくても顔が見れれば(昔の)友人・知人は判別できて再会も増える。
- 写真のアップが活発になって、楽しいサービスになりそう。
- ビデオチャットやチャットについて「やれば楽しいはずなんだけど、なかなかやるキッカケがない」という壁を取り除いてくれて、遠くの友人と楽しいコミュニケーションが取れそう。
- 日記もいいけど、知人と知人が写っている写真や、会話しているビデオチャット・チャットって、新規掲載されればメールで通知貰いたいぐらい見たい欲求が高いコンテンツになりそう。
- 日記もいいけど、写真とか映像があると「あなたのあのマイ超ミクに恋人いないのなら紹介して!」とか「あのマイ超ミク、恋人いないから一度紹介しようか」いうことで異性間の新しい出会いも増えて、日本の少子化に歯止めがかかりそう。(←おおげさ)
- 「マイ超ミク」の写真を更新しようよという口実で、デートに誘えたり、飲み会が開けて、個人消費が増えて日本経済が活発化する。(←だから、おおげさだってば)
- メンバーが凄く増えれば、仲間で集まった際に撮った写真を配るツールにもなりそうだし、そうなった時点で爆発的にユーザ数を増やすことができそう。
このサービスの弱点(起業ネタにできない理由)は、私が思いつく範囲では以下の通り。
- 内容的にケータイ対応は必須だし、公開できるレベルのサービスを構築しようと思うと、仮にOpenPNEベースで開発するとしても大きなコストがかかるはず。(マッチョじゃない私には無理)
- いまさらSNSを始めても、そう簡単にはmixiに追いつけない。mixi自身か、一定数のユーザを獲得しているSNS、もしくは写真共有系SNSなどを運営している会社が始めるべきだ。
- 繋がるための制約が大きすぎるので、なかなかユーザ数が増えない。何かもっと緩く繋がれる仕組みとの併用も必須。
- 同様に、mixiの足跡のような接触を活発化させる仕組みも必要。(例えば、出身学校や、出身地、所属部活・サークル、所属会社+入社年度、趣味などの属性情報を入力させて、コンタクトがウェルカムな人同士をマッチングする仕組み。もしくは、本名検索に代えて、この人があなたを探していますという情報を、本名や電話番号をキーにしてマッチングして、探されている側が承認して初めて存在が知れる仕組みとか)
説明は以上になる。アイディアに著作権はないので、ぜひ、こっそり開発してみて頂けると嬉しい。*4>どこかのSNS関係者様
なお冒頭に書いたように、このブログでは今後も継続してオリジナルのビジネスアイディアを公開していこうと考えている。「なかなか面白い!」と思った企画屋さん・社長さん・起業家予備軍の方、ぜひぜひご贔屓に。
*1:余裕ができれば、飲み屋とかスポーツクラブに、QRコード入りの小さなチラシを置いて貰って、各店が入会者を紹介するとポイントが溜まって、ポイント分の広告が無料で打てるような仕組みを作るといいと思う
*2:1年間無更新で経過した時点でアラートメールが飛ぶ想定
*3:あと「マイミク」と「マイ超ミク」の間に「もうすぐマイ超ミク」という関係も作ると、面談ToDoリストっぽくて面白そうだ。「もうすぐマイ超ミク」を「マイ超ミクとみなす」チェックボックスとか、そういう感じの実装をしたり、「もうすぐマイ超ミク」は3ヶ月以内にコンテンツをアップしないと自動的に解除されるとか。
*4:もし本当にアイディアを活用して実現して頂いても、私は発案者として自慢できればラッキー程度に考えている。