mixiが本当にやりたいこと
今回、話題騒然のmixiの規約改定問題。ITmediaの岡田有花氏の記事は、下記のようなまとめとなっている。
mixi規約改定問題 「ユーザーが著作者の時代」にまた繰り返す大騒動 (1/2) - ITmedia NEWS
マスコミ系メディアの記事としては、ミクシィが「ユーザーの日記などの権利は従来通りユーザー自身が持ち、書籍化も、ユーザーの事前了承なしには進めない」とコメントしている以上仕方ない面もあるが、ちょっと待って欲しい。
mixiの責任者が、今回規約改訂を決断するに至った理由。これは、単に技術上のキャッシュとかコンテンツコピーと著作権法の問題ではなく、何かキッカケがあったと思うのは考えすぎだろうか。
http://d.hatena.ne.jp/T-norf/20080304/RealSNS:Title="前回のエントリー"では、http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51012865.html:Title="小飼 弾氏の意見"にも多少流されて、mixiがブログ化というか、人気の日記等の情報を再加工して、よりオープンにしようとしていると邪推してから、本題のhttp://d.hatena.ne.jp/T-norf/20080304/RealSNS:Title=リアルSNSについて書いた。
確かに1つの推論や選択肢として、mixiが日記をよりオープンなコンテンツとしても活用していく可能性はありえるとは思う。
でも、冷静に考えてみれば、mixiの日記をワールドワイドに公開したい人とか、人気ブログに相当する人気日記(言いにくいぞ)を公開する場合には、都度、公開設定する際に承諾を取ればいいだけであって、無条件に全員が該当する規約を変更する必要はないはずだ。
そこまで考えて、もしかして正解かもしれない答えを思いついた。
mixiは新機能として、日記本文とマイミク同士を繋がりを利用した、新しい仕組みの開発にチャレンジするという決定をしたのではないだろうか。それはもしかすると、日記中で商品名への言及があれば、それをAmazon等のアフィリエイトリンクに自動変換して、マイミクへの広告として抜粋表示(弱い自動リコメンデーション的活用)するようなことかもしれない。
そこまで露骨ではなくても、mixi内部で日記本文を加工表示してマイミク同士へ露出させることで、トラフィックを増やす作戦というのもありえる。
ただ、やっぱり裏のない話で、例えば携帯の各キャリア向けに変換して見せるような仕組みのデバッグとかをしている最中とかに、ふと、これバグありでリリースしてしまったら万一の場合、訴訟問題とかにならないかな、とか誰かが思い至って、
「うちもブログサービスみたいな規約に変えておかないとまずくない?」
「顧問弁護士に相談してみる??」
「これはやばい」
という流れになっただけかもしれない。
どちらだろう?