確定申告で楽する方法/起業希望者は自分の税金ぐらい計算しよう

起業して会社組織を立ち上げると、決算書や各種税務は税理士や会計士に手伝ってもらわないとかなり難しそうだが、例えば会社を興す前段階であっても、副業をしたり個人事業主になった場合、サラリーマンの場合には会社がやってくれる「源泉徴収+年末調整」(だけ)ではなく、確定申告という面倒くさい行事を毎年クリアことが必要となってくる。


確定申告のノウハウは、まあいろいろな本も出ているものの、実際、所得税の仕組みを理解していて、慣れれば下記から比較的簡単に作成できる。

所得税(確定申告書等作成コーナー)|国税庁

今頃こんなエントリーを書いている時点で計画性がないのがバレバレ*1だが、最も時間効率が良い確定申告の方法は、「郵送」で間違いないと思う。

ポイントは、「電子申告/e-Tax」を利用せずにWeb上から申請書を作成して、必要書類を添付して、所轄の税務署へ郵送。今は消印有効になっているので、締切りギリギリまで粘って、「やらなきゃマズイ」っていうパワーを元に一気に仕上げるというのが、ここ最近の私のパターンになっている。(これはこれで時間効率は最高という説もあり) 

なお「電子申告/e-Tax」を利用しない方が良い理由は、池田信夫氏の下記エントリーが詳しい。これだけ非生産的なシステムをよく作るよなぁ、というのは私も全く同感だ。

http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/f4f0369cb15630ef66640b2a33cb1529


私の場合は確定申告する理由は株関連(といっても去年は取引1回だけ)で税金上有利になるために2年に1回以上のペースで確定申告しているのだが、自分の所得にかかる税金(控除)は自力でExcelで計算した額と源泉徴収票の額がピッタリ合致することを確認することで、税金について勉強している。

よく日本には源泉徴収の仕組みがあるから、サラリーマンは税金にうといという話を聞くが、もしも自分が経営者になった場合は、その源泉徴収をする側に回るわけで、さらに節税についても考える必要があり、サラリーマン時代から自分の税金ぐらいは、きっちり計算できるようになっておいて損はないと思う。

税金に関する情報源はWeb上にかなり揃っているので適当に検索すれば大丈夫だと思う。ただ、収入や所得控除される金額によるが、「社会保険料所得税+住民税」を合算すると、私の場合は追加収入、例えば所得が10万円増えた場合、その10万の1/3以上が手取りにはならずに持って行かれることが判明したりして、結構マジメに働くモチベーションが失われることもあるので、そこは覚悟してから調べた方がいいかもしれない。

*1:今年の締切りは2007/03/17。すなわち日付が変わっての本日なのだが、先ほどようやく書類作成完了。ただ、原因はe-Tradeのボケが2007/03/16(日)に臨時メンテナンスをしていたため日中作成できずに深夜に及んだ次第だ。←ただ、単なる言い訳だし、どのみち作成は前日かいという話でもある。