個人事業クラスター

今日、勤め先の業務で、フリーでプログラマーをやっている人にあった。お会いするのは初めてではなく、ある程度長期に渡って仕事上の付き合いがある方だが、今日は一緒に移動したので、その時間に初めてゆっくり話しをした。

まず、この方、業態というか、組織がとても面白い。契約の関係で以前にも聞いたのだが、「同じ屋号を名乗る個人事業主の集団」という形で、法人格を持っていない。おかげで契約のために、うちの会社側の社内調整は厳しいのだが、それはデメリットの1つ。ただ、会社のようなしっかりとした上下関係がないまま、多少のチームプレイも交えて、フリーランスでプログラム開発を受託しているとのこと。名付けて、個人事業クラスター。

(スミマセン、勝手に名付けました)

大手ソフトウェア開発会社を経験されたあと、10年ちょっと前に独立されたとのことで、いつどういう経緯で、こういう業態になったのかは聞き損ねたのだが、東京・大阪で数名づつのメンバーがいるとのこと。共通の事務所は持たず、ばらばらのオフィス(もしくは自宅?)で仕事をしているとのことで、とても興味深い業態だ。自由度が高いフリーのメリットを持ち、通常フリーであることで弱点となるキャパシティーのなさを連合することで補っているという感じだろうか。

フリーにもフリーの良さがありますよって言われて、結構心が動いた。こういうブログを始めていることは言わなかったのだが、株式会社化すると持株比率と経営権の問題について話をしたり、法人化すると赤字でも税金がかかる税金の話とか(私は年額7万と思っていて、その方は年額25万と思っていた)、消費税の話とか、いろいろと話が弾んだ。ただ、やはり先々の仕事が続く保障がないといった、フリーゆえの心配の話もあった。

もし、将来起業して失敗したら、お願いして合流しようかな。プログラム開発は全くプロレベルではないけど、他の仕事ならまだ行けるかも。技術力もたまには磨いておかねば。