2008-01-01から1年間の記事一覧

はてなは大丈夫?/Google Newsが米ユナイテッド航空の株価を一瞬で1/4へ下落させた件

下記のホッテントリーを見て、驚きと共に恐怖を感じた。 一昨日、ユナイテッドが倒産したという6年前のニュースがまるで今のことのように流れ、そのせいでユナイテッドの株価が76%下落するという事件がありましたが、これがなんとGoogle Newsのせいであった…

分裂勘違い君の法人売上税があり得ない3つのポイント

今までの分裂勘違い君劇場の記事の中で、一番レベルが低いと感じた下記記事を批判してみたいと思う。企業と金持ち「だけ」から税金を取るようにしてみてはどうか - 分裂勘違い君劇場 by ふろむだ

単純労働者は余っているし、支払いも足りないよ(後編)

多忙を理由にずいぶんと長い間更新をとめてしまっていた。すんごい周回遅れだけど、ようやく多忙モードが終息しつつあるので、このブログも長い夏休みから復帰したいと思う。*1前回エントリーはid:mojimoji氏から貼り付けられたラベルに、そうじゃないって反…

単純労働者は余っているし、支払いも足りないよ(前編)

前回エントリーにはこんなブクマを頂いた。 2008年08月08日 b:id:buyobuyo [ふーん]なんていうか、本当に起業してから言えばいいと思うよ。 http://b.hatena.ne.jp/buyobuyo/20080808#bookmark-9580382 こういうのって個人的には燃料にできる体質なので、…

経営がわかっている労働者と、わかってない労働者の格差が拡大していく本当の理由

fromdusktildawn氏が、「経営を理解している労働者と、そうでない労働者の格差が拡大していく理由」というタイトルで正論を展開していた。

IPOを目指さないスモールビジネス起業家が知っておいたほうがいいこと10個

プロの話は参考になるなぁと思い、ぱくりつつ「スモールビジネス版」を考えてみた。 実際に証券会社や監査法人なんかが新規のIPO候補の会社を多く取り始めたとの話も聞いてます。そこでここから上場を目指そうとするベンチャーの人たちが知っておくと便利な…

プレゼント:オーガニックコーヒー/ぷれぱブログ.JP

このブログの芸風とは合わないかもしれないけど、唐突ながら第1回読者プレゼント。今回は抽選で1名様に、オーガニックコーヒー(250g)をプレゼント。なお、このプレゼントは株式会社WEBマーケティングというベンチャー会社がやっている「ぷれぱブログ…

技術センスが高い本物のビジネス戦略家になれるか?

KLab株式会社のCTO、仙石浩明氏の下記エントリに思ったこと。

経営と貨幣価値についての極論/例えば燃料高で苦しむ漁師さん

前回エントリーには、すごく良いトラックバックも頂いた。価格は(一番真っ当な表現としては)需給関係で決まるので、池田信夫氏のエントリーからの派生した議論が中心にもかかわらず、ほとんど説明もなしにタイトルに貨幣価値は経営と顧客が決めると付けた…

貨幣価値は経営と顧客が決める

前回エントリーでは、著作権は独占だから廃止しようという趣旨の池田信夫氏のブログエントリーに反論したところ、池田氏から「著作権は必要か」というタイトルでトラックバックを頂いた。こちらのエントリーで、池田氏が書いていた「契約ベースで多様な情報…

複製コストがタダのものには貨幣価値はないの?

池田信夫氏が、めずらしく経済学分野で極論を展開している。多分、どっかからツッコミが入ると思う(そう信じたい)のだけど、私にはトンデモに思える一方で、コメント欄やブクマには賛同意見が多いようなので、反論を書いてみたい。

格差と希望/大竹文雄著

格差と希望―誰が損をしているか?作者: 大竹文雄出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/06メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 76回この商品を含むブログ (37件) を見る本書は、著者が経済誌や新聞で連載した内容を再編したスタイルになっている。具体的に…

会計の勉強をする良い方法

起業をして社長になるんだったら、会計知識が絶対に必要になってくる。ただし「会計知識なんて、必要になれば自然に身に付くから、事前に勉強しなくてもいいよ。」という意見もあり、私もこれは正しい部分があると思う。こういった言説が出てくる裏には、会…

ガソリン代高騰対策に「のってこ!」/新ビジネス案No.05 居酒屋タクシー.com

めざましテレビや、R25の記事でも紹介されたのでご存知の方も多いかもしれないが、ライドシェアという分野で「のってこ!」というウェブサービスがある。この「のってこ!」は梅元建次朗氏という若い起業家が設立した株式会社ターンタートルが運営していて、…

任意のウェブ事業の勢いをチェックする方法「Google Trends for Website」と「Alexa」

起業家になると、きっと同業他社のスタッフと交流する機会も増えるだろう。そうすると他社の動向は気になるし、特に伸びている会社を知って、良いところを真似したいという思いも強くなると思う。さらに、単なる興味ではなく、設立した事業のステージによっ…

起業にチャレンジするに当たっての4つの選択肢

私は、結構真剣に起業すべきかどうかについて悩んだり考えたりしていて、それでいて現時点の結論としては普通の会社員として過ごすことにしている。このブログは、起業への想いを忘れないことや、スキルアップ・情報収集へのモチベーション維持、また起業へ…

公務員は少なすぎる/橋下知事の間違い

ここしばらく起業妄想ブログじゃなくて、政経ブログになっているような気もするが、気になるエントリーがあったので、もうちょっとだけ続けてみたい。 ところが最近知ったことだが、日本の公務員の全雇用に占める割合は諸外国に比べて実はかなり低いのだった…

松尾匡氏からのコメント感謝/「はだかの王様」と個人消費vs設備投資(ver1.0)

(『「はだかの王様」の経済学』読了後に末尾追記/2008.6.28)山形浩生氏による『「はだかの王様」の経済学』批判を受けての、「著者の松尾匡氏からの反論」について部分的に指摘させて頂いた前回エントリーに松尾氏からコメントを頂けた。経済素人へのご指摘…

失われた17年と設備投資・グローバリゼーション

松尾匡氏の著書『「はだかの王様」の経済学』が、こっぴどく山形浩生氏に批判されていた。私は本書を読んでいない上にマルクス経済学も勉強したことがないのだが、山形氏が批判していた箇所で、明らかにおかしくて、別の説明がつくだろうという箇所があった…

バブルと失われた17年の世代ギャップ/その先

日本経済そのものに存在する世代間格差について、バブルと失われた17年に絡めて説明して、今後の日本についても語ってみたいと思う。*1 *1:私は経済学は新書レベルでしか知らないし、投資家としてもシロウトに毛が生えた程度の経験しかないので、トンデモ…

派遣雇用を改革する「新々時代の日本的経営」/人事雇用【7】

そういった意味で従来ロスジェネ論壇というと、希望は戦争!さもなけば分け前を寄越せとか「新時代の日本的経営」を取りまとめて雇用流動化を推進した経団連ケシカランという議論だったけれども、じゃあ君たち具体的に何をどうしたいの?みたいな話になった…

秋葉原の無差別大量殺傷事件についての7つの雑感

ちょっと普通とは違う視点も半分ぐらい交えて、例の事件の雑感を7つばかり語ってみたい。 (これで一区切りつけて、起業ブログに復帰したいな)

内田樹氏の格差社会論への反論/秋葉原の大量殺傷事件

内田樹氏が「善意の格差論のもたらす害について」というタイトルの文章を掲載している。それも、今回の秋葉原の大量殺傷事件にあわせて、再掲したとのことだ。 今回の秋葉原の事件に「格差社会下層」に自分を「格付け」するという「物語」が深く関与している…

残念なIT産業への檄文(後編)

前回エントリーでは「10年泥」討論会から、学生のIT産業敬遠の話、天才だからって起業はないだろうときて、労働力の流動性強化の話をした。今回は、トヨタ自動車から若干ネーミングをパクりつつ、具体的な雇用流動性強化プランを中心に、つづきを書いてみ…

残念なIT産業への檄文(前編)

前回の「10年泥」に関連して書いたエントリーは、記者のバイアスがかかった記事を元に、揚げ足を取る形で、ちょっと悪乗りがすぎたかもしれない。続報記事を読んだり「10年泥」の部分の音声ファイルを聞いて、微妙なニュアンスも拾ってみた結果、ある程…

「泥のように働け」の経営者に学ぶ人事雇用術/人事雇用【6】

学生に対して「まず10年間は泥のように働け」という経営者たち。彼らから、もし起業した場合に経営者として求められることが、4つばかり学べたので、順に書いてみようと思う。

政治や経営とトリアージ

最近話題になっていた、政治や経営とトリアージについて、いまさらながら総論的な話しをしてみたいと思う。まず、政治や経営について、トリアージについて語るのであれば、「トリアージをしなければいけない状態を全力で回避する」ということに尽きると思う…

設立3年以内にリッチな節税天使を見つけよう/平成20年新エンジェル税制

池田信夫氏に釣られて、前々回のエントリーで新ベンチャー支援策を妄想しているうちに思い出した。確認してみたら、強力なベンチャー支援策が、ごく最近始まっていた。

日本の問題点を全てズリっと解決する政策提案

最近の政治の話題を見ていると、少子化とか、非正規雇用増大とか、老人医療の問題とか、年金の問題とか、はたまた国立大学の学費を上げるとか、まあ日本の将来はお先真っ暗のように思えてくる。どうして日本がこうなってしまったかというと、それは結構単純…

新しいベンチャー支援案を考えてみる

池田信夫先生が「ベンチャービジネス」という講義を新しく担当されるらしい。「ベンチャービジネス」を学問として追っかけると退屈な内容になるかもしれないが、正直言って、かなり聴いていてみたい。それはさておき、池田氏はその新講義に関連したブログエ…