池田信夫氏が、めずらしく経済学分野で極論を展開している。多分、どっかからツッコミが入ると思う(そう信じたい)のだけど、私にはトンデモに思える一方で、コメント欄やブクマには賛同意見が多いようなので、反論を書いてみたい。
格差と希望―誰が損をしているか?作者: 大竹文雄出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/06メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 76回この商品を含むブログ (37件) を見る本書は、著者が経済誌や新聞で連載した内容を再編したスタイルになっている。具体的に…
起業をして社長になるんだったら、会計知識が絶対に必要になってくる。ただし「会計知識なんて、必要になれば自然に身に付くから、事前に勉強しなくてもいいよ。」という意見もあり、私もこれは正しい部分があると思う。こういった言説が出てくる裏には、会…
めざましテレビや、R25の記事でも紹介されたのでご存知の方も多いかもしれないが、ライドシェアという分野で「のってこ!」というウェブサービスがある。この「のってこ!」は梅元建次朗氏という若い起業家が設立した株式会社ターンタートルが運営していて、…
起業家になると、きっと同業他社のスタッフと交流する機会も増えるだろう。そうすると他社の動向は気になるし、特に伸びている会社を知って、良いところを真似したいという思いも強くなると思う。さらに、単なる興味ではなく、設立した事業のステージによっ…
私は、結構真剣に起業すべきかどうかについて悩んだり考えたりしていて、それでいて現時点の結論としては普通の会社員として過ごすことにしている。このブログは、起業への想いを忘れないことや、スキルアップ・情報収集へのモチベーション維持、また起業へ…
ここしばらく起業妄想ブログじゃなくて、政経ブログになっているような気もするが、気になるエントリーがあったので、もうちょっとだけ続けてみたい。 ところが最近知ったことだが、日本の公務員の全雇用に占める割合は諸外国に比べて実はかなり低いのだった…
(『「はだかの王様」の経済学』読了後に末尾追記/2008.6.28)山形浩生氏による『「はだかの王様」の経済学』批判を受けての、「著者の松尾匡氏からの反論」について部分的に指摘させて頂いた前回エントリーに松尾氏からコメントを頂けた。経済素人へのご指摘…
松尾匡氏の著書『「はだかの王様」の経済学』が、こっぴどく山形浩生氏に批判されていた。私は本書を読んでいない上にマルクス経済学も勉強したことがないのだが、山形氏が批判していた箇所で、明らかにおかしくて、別の説明がつくだろうという箇所があった…
日本経済そのものに存在する世代間格差について、バブルと失われた17年に絡めて説明して、今後の日本についても語ってみたいと思う。*1 *1:私は経済学は新書レベルでしか知らないし、投資家としてもシロウトに毛が生えた程度の経験しかないので、トンデモ…
そういった意味で従来ロスジェネ論壇というと、希望は戦争!さもなけば分け前を寄越せとか「新時代の日本的経営」を取りまとめて雇用流動化を推進した経団連ケシカランという議論だったけれども、じゃあ君たち具体的に何をどうしたいの?みたいな話になった…
ちょっと普通とは違う視点も半分ぐらい交えて、例の事件の雑感を7つばかり語ってみたい。 (これで一区切りつけて、起業ブログに復帰したいな)
内田樹氏が「善意の格差論のもたらす害について」というタイトルの文章を掲載している。それも、今回の秋葉原の大量殺傷事件にあわせて、再掲したとのことだ。 今回の秋葉原の事件に「格差社会下層」に自分を「格付け」するという「物語」が深く関与している…
前回エントリーでは「10年泥」討論会から、学生のIT産業敬遠の話、天才だからって起業はないだろうときて、労働力の流動性強化の話をした。今回は、トヨタ自動車から若干ネーミングをパクりつつ、具体的な雇用流動性強化プランを中心に、つづきを書いてみ…
前回の「10年泥」に関連して書いたエントリーは、記者のバイアスがかかった記事を元に、揚げ足を取る形で、ちょっと悪乗りがすぎたかもしれない。続報記事を読んだり「10年泥」の部分の音声ファイルを聞いて、微妙なニュアンスも拾ってみた結果、ある程…
学生に対して「まず10年間は泥のように働け」という経営者たち。彼らから、もし起業した場合に経営者として求められることが、4つばかり学べたので、順に書いてみようと思う。
最近話題になっていた、政治や経営とトリアージについて、いまさらながら総論的な話しをしてみたいと思う。まず、政治や経営について、トリアージについて語るのであれば、「トリアージをしなければいけない状態を全力で回避する」ということに尽きると思う…
池田信夫氏に釣られて、前々回のエントリーで新ベンチャー支援策を妄想しているうちに思い出した。確認してみたら、強力なベンチャー支援策が、ごく最近始まっていた。
最近の政治の話題を見ていると、少子化とか、非正規雇用増大とか、老人医療の問題とか、年金の問題とか、はたまた国立大学の学費を上げるとか、まあ日本の将来はお先真っ暗のように思えてくる。どうして日本がこうなってしまったかというと、それは結構単純…
池田信夫先生が「ベンチャービジネス」という講義を新しく担当されるらしい。「ベンチャービジネス」を学問として追っかけると退屈な内容になるかもしれないが、正直言って、かなり聴いていてみたい。それはさておき、池田氏はその新講義に関連したブログエ…
生産性といえば過去にブログ界で大きな論争があったみたいだが、生産性にもいろいろある。日本という国レベルでの労働生産性を考えた場合、これを改善した好例は多くは思いつかないが、最近の事例で1つ効果的だったのではないかと思えるものがある。
河野美代子氏という産婦人科医の方の「日本は本当に姥捨て山になる。」のホットエントリーを見て、ちょっと疑問に思った。産婦人科医という職業には敬意を感じるが、今回のエントリーはかなり偏っていて、同調しているブクマコメントも多いので、バランスを…
財団法人社会経済生産性本部の「労働生産性の国際比較・2007 年版」によると日本の生産性は先進7カ国中最下位、OECD30カ国中第20位とのことだ。
ロスジェネ世代が社会に出てからの雇用環境は劣悪で、本当に不幸だ。ただ、血も涙もない発想かもしれないが、これは起業家にとってはチャンスだと思う。なぜなら、ロスジェネ世代には優秀な人材であっても劣悪な就業環境で苦しんでいるケースが多く、そうい…
まず、この人事雇用の連載、じつは末尾にまとめを記載したmkusunok氏とsteam_heart氏のワーキングプアについての議論につられて違うところから書き始めて、若干遅れつつも、やっと追いついた次第だ。というわけで、前回は書評を書いたワーキングプアについて…
起業するための情報収集半分、また他の視点も半分、人事雇用という分野には幅広い興味があって、いろいろと本も読んでいる。本書は2006年11月に刊行された新書だが、今の日本の雇用情勢の底辺を知るのには良い1冊だと思うので、人事雇用関連の1冊目として…
起業と人事、まず採用について、具体的に考えてみると、以下のような流れになると思う。 どのタイミングで探しはじめるか 求人をどうするか。(手段、広告の場合かける費用等) どのような給与待遇で、どんなスキルを持った人を対象に募集するか。 どんな条…
起業を考える際、単身フリーランスより規模が大きなものを想定すると、必ず採用や人事ということが大きなポイントになる。起業の格言の中には「何をするか」よりも「誰とするか」の方が重要であるといったアドバイスもある。これは人事雇用の重要さを誇張し…
内田樹氏が、橋下大阪府知事を批判している。正直言って、個人的には、ほとんど共感できないのだが、皆さんは、どう思われるだろう。
私は、起業のスタイルとして、情報起業というのが、正直に言って好きじゃない。確かに出版しても部数が出ない一方で、ニッチでは価値があるノウハウというのは存在するし、情報商材もコンサルティングの一種だと思えば、安いかもしれない。ただ、私の場合、…